慶應MCC agora講座

佐藤優さんが慶應三教授と語り尽くす【日本の課題】

日本の実像と課題を考える三つの論点


資本主義の限界が喧伝される中で直面したコロナ禍によって、世界の経済・社会システムに大きな揺らぎが起きています。とりわけ日本の社会・組織・財政が抱える問題は深刻です。

そこで本講座では、慶應義塾の三教授をゲストに迎え、日本のファシズム、組織の不条理、べーシックサービスの三つの論点から、日本の実像と課題を考えてみたいと思います。

佐藤優

講座の進め方

  • ゲスト講師の講義、佐藤さんとの対談、受講者を交えたディスカッションの三部構成で進行します。
  • 丸の内キャンパス参加の方は、最終セッションの前にレポートを提出していただきます。

おすすめする方

  • 現代日本が抱える問題を歴史的な文脈で捉え、経済学、政治学の理論を踏まえて多面的に考えたい方

講師

佐藤 優

佐藤 優さとう・まさる

作家、元外務省主任分析官

1960年、東京都生まれ。埼玉県立浦和高等学校、同志社大学神学部を卒業。同志社大学大学院神学研究科修了(神学修士)。

1985年に外務省入省。英国の陸軍語学学校でロシア語を学び、その後モスクワの日本国大使館、東京の外務省国際情報局に勤務。外交官勤務のかたわらモスクワ国立大学哲学部で弁証法神学を講義し、東京大学教養学部で民族問題を講義する。

2002年5月に鈴木宗男事件に連座し、東京地検特捜部に逮捕、起訴され、無罪主張をし争うも2009年6月に執行猶予付き有罪確定。2013年6月に執行猶予期間満了。この逮捕劇を「国策捜査」として描いた『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮社、2005年)は、大きな波紋を呼び、毎日出版文化賞特別賞を受賞。『自壊する帝国』(新潮社、2006年)が新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した。

現在は作家としての創作とともに、外交・安全保障問題、インテリジェンス、思想、勉強法などの分野でも精力的な評論活動を展開している。

主要著書


開催概要

参加形態丸の内キャンパス参加かオンライン(Zoom)参加のいずれかを選択してください。
  • 丸の内キャンパス参加
    1. 事前課題図書(3冊)の配布
    2. 各回の質疑応答への参加
    3. 最終レポートの提出およびフィードバック
    があります。
  • オンライン(Zoom)参加は講義・対談の聴講のみです。質問および最終レポートはお受けできません。
日程2021年 10/23、11/13、12/11、2022年1/29、2/26(すべて土曜日) 全5回
時間14:00-17:00(3時間)
定員丸の内キャンパス参加15名、オンライン(Zoom)参加30名
会場慶應丸の内シティキャンパス、オンライン(Zoom)
参加費
  • 丸の内キャンパス参加110,000円、オンライン(Zoom)参加55,000円(税込)

agoraメンバーシップは講座参加費の割引と講演会の受講券がセットになったお得な制度です。詳しい内容はこちらをご覧ください。


講座内容


10月23日(土)14:00-17:00

第1回プロローグセッション

本講座の序章として、3人のゲスト講師に基調講義をお願いする三つの論点「日本のファシズム」「組織の不条理」「べーシックサービス」について、佐藤さんの問題意識と今日的含意を解説していただきます。


11月13日(土)14:00-17:00

第2回片山杜秀教授と語る「日本のファシズム」

グローバル経済の影響で世界には格差拡大、社会不安が広がっています。その処方箋として、国家の積極的介入によって社会問題を解決するファシズム的な政治体制が台頭してきました。いまこそファシズムとは何かを改めて考えるべき時と言えます。そこで、独自進化を遂げたかつての「日本のファシズム」を論点として思索を深めることで、日本社会に内包する普遍的な問題を考えたいと思います。

  • ゲスト
  • 片山杜秀(慶應義塾大学法学部教授)日本の近代思想史を専門とする

12月11日(土)14:00-17:00

第3回菊澤研宗教授と語る「組織の不条理」

日本の組織には、個々の人材は優秀なのに組織となると「合理的な失敗」に陥ってしまう不条理現象が起きることがあります。かつての日本陸軍の暴走、現代にも散見される企業不祥事等は、同じ組織的病巣に根差していると言えます。日本の企業・組織の問題を論点に、コロナ禍への対応や東京オリンピックを巡る錯綜にも通底する日本社会の特徴について議論を展開したいと思います。

  • ゲスト
  • 菊澤研宗(慶應義塾大学商学部教授)経営学、組織の経済学を専門とする

1月29日(土)14:00-17:00

第4回井手英策教授と語る 「ベーシックサービス」

コロナ対策によって我が国の財政赤字はさらに増大しました。一方で、所得格差の拡大によって生活に困窮する人達が数多く生み出されています。このような状況の中で、財政的に実現可能な社会保障改革はあり得るのでしょうか。生きるため、暮らすために必要なサービスの実現を意味する「ベーシックサービス」という概念を論点に据え、これからの社会のあり方について話し合いたいと思います。

  • ゲスト
  • 井手英策(慶應義塾大学経済学部教授)財政社会学、産業社会論を専門とする

2月26日(土)14:00-17:00

第5回エピローグセッション

これまでの会合を踏まえて書いていただく最終レポートを題材にして、全体のまとめと総括的な質疑応答のセッションとします。



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