宮城まり子さんと語る【豊かな人生をつくる こころの旅】

心理学を人生に活かそう~深い気づきのヒントを得る~


心理学の学びは、自分の心の内面を改めて見つめなおし、そこに新たな気づきを得ることに必ずつながります。大切なことは、まず「自分をよく知り、理解すること」に他なりません。「自分は何を求め、今後どうありたいと願っているのか」、「今なぜ、いろいろ悩み、辛いのか、不安なのか」などに対し、心理学の学びは役立つ多くのヒントやアイディアを与えてくれるでしょう。

多忙な毎日、時間に追われただ流されて過ごしがちな日々。気がつけば5年、10年はアッという間、いつしか日常生活の中に埋没し自分を見失いがちになります。

本講座では、心理学のなかでも特に「心理療法」を取り上げます。心理療法というと、心理学の専門家のための学びと思われるかもしれませんが、心理療法の目的や具体的方法を理解することは、心理学の専門家でなくても、その学びを人生や仕事に必ず活かすことができるでしょう。そして、心理療法の深いエッセンスからヒントを得て、改めて自分の考え方、捉え方、心のありようを見直すよい機会になると思われます。

宮城まり子

宮城まり子

自分らしい生き方・働き方を改めて見つめなおす

自身への問いかけ、講師・他参加者との対話や演習を通して、ありのままの自分を理解するとともに他者を理解することにより、今後の人生をより豊かなものへとしていきます。

心理学の考え方、心理療法のエッセンスを日々に活かす

臨床心理学、キャリア心理学等を専門とする宮城まり子さんとともに、心理療法の背後にある深いエッセンスを学び、私たちの今後の生き方、働き方に活かします。

おすすめする方

  • 心理学を通して、自己理解を深めこれからの自身のあり方、生き方・働き方について考えたい方
  • 心理療法の深いエッセンスを実践的に学び、自己理解・他者理解を深め、人生や仕事に活かしていきたい方

講師

宮城まり子

宮城まり子みやぎ・まりこ

臨床心理士

慶應義塾大学文学部心理学科卒業、早稲田大学大学院文学研究科心理学専攻修士課程修了、臨床心理士として病院臨床(精神科・心療内科・小児科)、教育研究所研究員などを経て、産能大学経営情報学部助教授となる。1997年よりカリフォルニア州立大学大学院教育学部カウンセラー教育学科に研究留学、キャリアカウンセリングを中心に研究。立正大学心理学部臨床心理学科教授、法政大学キャリアデザイン学部、大学院キャリアデザイン研究科教授を経て、現在は臨床心理士、キャリア心理学研究所代表、立正大学大学院対人社会心理学専攻非常勤講師。専門は、臨床心理学、生涯発達心理学、産業心理学、キャリア心理学。現在、日本産業カウンセリング学会名誉会長をつとめる。

企業における社員相談室臨床心理士として臨床活動に携わると同時に、キャリアカウンセラーの養成、スーパービジョン、働く人のメンタルヘルスとキャリアの統合的支援の研究に力を注いでいる。

著書


開催概要

日程2018年 10/12(金)、11/9(金)、12/5(水)、12/21(金)、2019年 1/9(水)、1/18(金) 全6回
時間18:30-21:30(3時間)
定員25名
会場慶應丸の内シティキャンパス
参加費

agoraメンバーシップは講座参加費の割引と講演会の受講券がセットになったお得な制度です。申込フォームの「その他記入欄」に参加講座名をご記入ください(最初の1講座のみ必須)。詳しい内容はこちらをご覧ください。


講座内容


10月12日(金)18:30-21:30

第1回どんな時にも生きる意味はある・どんな時にも人生にYESと言おう

ユダヤ人の精神科医でアウシュビッツに強制収容されたフランクル(Frankl)は「人生における意味」を見出すため「実存療法」(ロゴセラピー)を提唱しました。フランクルの実存療法は、私たちに何を語りかけているのでしょうか。人生の意味、未来に向けて生きる目標や希望を持つことの大切さを示唆しています。

  • 気づきのヒント
  • 実存療法

11月9日(金)18:30-21:30

第2回悩むのは悩むような捉え方をするからだ・ねばならないから解放されよう

人は事実や出来事そのものによって悩むのではなく、どのようにそれを「捉えているのか」によって悩むのだと言われます。事実や出来事は変えられませんが、「捉え方」を変えることは可能です。自身の「捉え方」の特徴や癖を知り、とらわれから解放されることにより、「悩みは自らつくっている」ということに気づくでしょう。

  • 気づきのヒント
  • 認知療法・論理療法

12月5日(水)18:30-21:30

第3回これまでどのような人との関係性の中で生き、今日の自分はあるのか

内観療法は仏教の「見調べ」に源を発し、修行により「悟り」を体験する方法に近いと言われています。これまでの人生の歩みを振り返り、どのように人間関係を結び、その関係性から今日の自分があることを理解することを通して、自分への深い気づきにつながるでしょう。

  • 気づきのヒント
  • 内観療法

12月21日(金)18:30-21:30

第4回何を求めているのか、では、そのための行動や計画はこのままでいいのか

選択理論をベースにする現実療法は「行動は自らの選択であり、行動の責任は自分にある」と考えます。自分は何を求めているのか、現在の行動を続けることは、自分が求めるものを手に入れるために役に立っているのかを見直(評価)し新しい行動改善計画を立てます。

  • 気づきのヒント
  • 現実療法

1月9日(水)18:30-21:30

第5回何をどのように変えることにより、どうなりたいのか、どうしたいのか

ブリーフ・セラピーの「ブリーフ」とは短期間で行うことを意味し、現在抱える問題の原因を問わず、具体的解決方法を第一に考えるアプローチ法です。「これからどうありたいのか、どうなりたいのか」(解決像、目標)を明確にし、そのための具体的行動に向けた動機づけを行います。

  • 気づきのヒント
  • ブリーフ・セラピー

1月18日(金)18:30-21:30

第6回自分が主人公の物語をつくるのは自分自身、物語の脚本家は自分

ナラティブとは「語り・物語」を意味し、自分の人生を「語る」ことを通して、深い自己への気づきや問題解決へと導くアプローチ法です。自分が主人公の「未来の物語」を執筆するのは自分自身に他なりません。どのような「未来の物語」を執筆したいのか、物語の創作過程に深い気づきのプロセスが実在します。

  • 気づきのヒント
  • ナラティブ・セラピー

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慶應丸の内シティキャンパス