慶應MCC agora講座

ひきたよしあきさんと書く・話す【伝わる言葉のワークショップ】

変化するコミュニケーション環境に適応した「書く・話す」言葉の表現


【ハイブリッド】

丸の内キャンパス、オンライン(Zoom)いずれでも参加可能です。ただし今後の状況により【オンラインのみ】の開催となる場合があります。


コロナ禍とリモートワークの恒常化によって、言葉数が減り、略語やスタンプで伝える機会が増えました。さらにはマスクで顔の半分を隠す生活は言葉がきつくなり、直接話すよりもSNSでつぶやく方がラクという人も増えています。その結果、「自分の言葉が伝わらない」「相手の言ってることがわからない」「言ったことを行動に移してもらえない」「価値観や立場の違いばかりが目につく」「リアルに人に会うのが怖い」とコミュニケーションにまつわる悩みが激増しています。私たちは、大きく変化したコミュニケーション環境に適応した新しい話し方、書き方を見つける必要に迫られています。

私は、37年間広告会社のクリエーターとして、政治家、企業経営者のスピーチを書いてきました。現在は、大学で教鞭をとる傍ら、全国の小中学校、企業、行政機関などで講義をし、人々が抱えるコミュニケーション課題を解決しています。リアルとバーチャルが渾然一体となった世界で、自分にフィットする言葉を見つけ、相手にストレスをかけずに意見を伝えるには、「書く」と「話す」を一体化し「書くように話し、話すように書く」という新しいスキルを身につける必要があります。

大きく変化したコミュニケーション環境で、世代や価値観などの違いを乗り越える「やわらかくて筋の通ったコミュニケーション力」を、書くこと・話すことで鍛えましょう。

ひきたよしあき

ひきたよしあき

心を動かす書き方・話し方

作家、スピーチライターとして、小学生から政治家まで幅広い人たちに言葉とコミュニケーションの魅力を伝えるひきたさんと、自分自身の力で言葉を生み出し、育て、表現することで一生モノの考える力が鍛えられます。

「書く」と「話す」を一体化

毎回、テーマに沿って「書く(言葉にする)」「話す(伝える)」ワーク行い、講師がフィードバックします。自分の思いを的確に言葉する力、相手に負担をかけずに意見を伝える力を鍛えます。

おすすめする方

  • 自分の考えや思っていること、気持ちを自分の言葉で表現したい方
  • 語彙力不足や話し方、表現方法に悩んでいる方
  • 相手に伝わる言葉の選び方、話し方を鍛えたい方
  • 世代や立場の違いにより「言葉が通じない」と悩んでいる方

講師

ひきたよしあき

ひきた よしあき

作家・コミュニケーションコンサルタント・大阪芸術大学客員教授
(株)SmileWords代表取締役

1984年、早稲田大学法学部卒。博報堂に入社後、CMプランナー、クリエイティブディレクターとして、数々のCMを手がける。今も政治、行政、大手企業などのスピーチライターとしても活動。多くのエグゼクティブからの指名が殺到している。企業、行政機関等でコミュニケーション研修を開催する傍ら、大阪芸術大学、明治大学をはじめ、多くの大学の講義。学生から「就職後まで役に立つ」「一生ものの考える力が身につく」と支持を集める。WEB教育番組Schooでは、毎月約1万5,000人の視聴予約。朝日学生新聞社主催のWEB番組「みんなをつなぐ新聞」は1,000名を超える小学生が集まる。現在、著作数17冊。累計24万部。日本語の素晴らしさ、コミュニケーションの重要性を様々な角度からアプローチし、広い世代に伝えている。

ひきたよしあきオフィシャルサイト

 

主要著書


開催概要

開催形態ハイブリッド(丸の内キャンパスとオンラインのいずれも参加可能)
日程2022年 10/13、10/20、10/27、11/17、11/24、12/1(すべて木曜日) 全6回
時間18:30-21:30(3時間)
定員18名
会場慶應丸の内シティキャンパス、オンライン
参加費

agoraメンバーシップは講座参加費の割引と講演会の受講券がセットになったお得な制度です。詳しい内容はこちらをご覧ください。


講座内容

ワークの内容は進行状況に応じて適宜調整されます


10月13日(木)18:30-21:30

第1回自分語発見:軸となる「自分語」を発見する

同じように見える日本人でも、生きてきた時代、環境、ネットとの関わり方などによって価値観が大きく違います。社会状況やインターネットの発達史などを鑑みながら、自分の軸はどこにあるのか、それを表す一言は何かをみんなで語りあう。まずは「自分語」の発見から始めていきましょう。


10月20日(木)18:30-21:30

第2回オリジナリティの源泉はどこにある

作家や漫画家は、過去の経験をリアルに思い出すことで、オリジナルな表現を発見していきます。過去の経験を感覚的かつ客観的に振り返る手法を通して「自分語」を見つけ、それを日常のコミュニケーションに活かしていく。

オリジナリティの源泉が見つかれば、言動にブレがなくなります。


10月27日(木)18:30-21:30

第3回相手に届ける自分語:理解を引き出す「物語」

周囲の人の理解を得るには、あなたの話が人の気持ちを引き込む「物語」になっていることが大切です。今回は、企業の業績を一気に上げた物語を構築するメソッドを使い、自分の言葉で理解と納得を引き出します。

スピーチやリモートワークに効果的なしぐさやジェスチャーも実践します。


11月17日(木)18:30-21:30

第4回相手に届ける自分語:さまざまな場面で「自分語」を使いこなす

人の相談を受ける、お詫びする、反論する、売り込む、質問する、報告する、面接をうける、結婚式のスピーチを頼まれる、弁解する、御礼をいう・・・人は、ビジネスの場ばかりでなく生活の中でさまざまに語って生きているもの。その語りのひとつひとつがあなたのイメージを決定づけています。

さまざまなシーンで自分語を語るトレーニングをしていきましょう。


11月24日(木)18:30-21:30

第5回世界に届ける自分語:「自分語」で議論する

あらゆる場所で二項対立が続く世の中。クレームや炎上を恐れて発言を控えることが増えています。批判をうまく取り込みながら、敵をつくらず「納得解」を見つけていく訓練が必要です。フランスでは小学生から哲学的な議論の方法を学んでいます。

話し合いを通して言葉を定義する力、自ら反論を作り出す力を養い、自分語で議論する方法を学びます。


12月1日(木)18:30-21:30

第6回世界に届ける自分語:これからの言葉とコミュニケーション

最後の講義は、スピーチライターが、政治家やエグゼクティのスピーチを吟味する「評価シート」や具体的なスピーチを構成するための「ロジックシート」などを用いて、自分語を中心としたスピーチを書いていきます。

これまで学んだことを踏まえて、スピーチを披露していただきます。


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