石川善樹サロン『黄金の1週間』【より良い人生とは何か？】

「主観」「客観」「大局観」による思考で難問に挑む

「より良い人生とは何でしょうか？」

日本においてもWell-Beingという概念は一般的なものとなってきました。WHO世界保健機関の憲章によると、“心身共に健康で、かつ社会的にも満たされた状態であること“がWell-Beingな状態であるとされており、人間がより良い人生を送っているかどうか、いわゆる幸福度の目安としても考えられています。

しかしながら、そもそも『良い人生』とはどのようなものでしょうか？個人毎に異なる、もっと言えばその人のライフステージ毎でも異なってくる価値観に基づく主観的な良い・悪いを測定することは本当に可能なのでしょうか？

このサロンでは、予防医学者の石川善樹さんと共にこの難問に向き合います。時にはキャンパスで、時には清里高原を歩きながら、時には夕食を囲みながら。様々なシチュエーションで意見を交わし、この問いの核心に迫っていきます。

講師メッセージ

たとえば「どれくらいの給料が欲しいですか？」と尋ねられれば、多くの人は「これくらい欲しい」と明確に答えられると思います。しかし「1週間の休みをどう過ごすと、あなたは幸せですか？」と問われれば、思わず回答につまる方が多いのではないでしょうか。いうまでもなく私自身、今年の大型ゴールデンウイークにおいて、「はて何をすればいいのか？」と悩んだ一人です。

これは何を意味しているかというと、「お金のこと」は普段からよく考えているが、「どのように人生を生きたいか？」という肝心なことについて、あまり深く考えていない証左だと思ったのです。さらに言えば、「幸せな1週間の過ごし方」について、様々なバリエーションを試してないから、考えようにも考える土台がないんではないかと。・・・そのような想いから「黄金の一週間」という本講座が生まれました。

あえて一週間に詰め込み、濃密な時間を共に過ごす。その特徴は講師や生徒という一方向の流れではなく、それぞれが講師にもなり生徒にもなる、学びの場として運営されていきます。どうぞ積極的なご参加を期待しております！

石川善樹

講座の進め方

大きな物事を考える際には、主観・客観そして大局観と、異なる3つの領域での思考を行き来させる必要があります。本講座では2回の丸の内サロンセッションと、普段の生活圏を離れて行う1泊2日の清里合宿で、異なった領域の思考を促進させながら進めていきます。

講師

石川善樹いしかわ・よしき

予防医学研究者、博士（医学）

1981年広島県生まれ。東京大学医学部健康科学科卒業、ハーバード大学公衆衛生大学院修了後、自治医科大学で博士（医学）取得。（株）Campus for H共同創業者。

「人がよりよく生きるとは何か（Well-being）」をテーマとして、企業や大学と学際的研究を行う。専門分野は、予防医学、行動科学、計算創造学など。@ishikun3

参考書籍

主要著書

開催概要

日程	2019年 11/19（火）、11/21（木）、11/23（土）-24（日）　サロン2回＋清里合宿
時間	初回・第2回：18:30-21:30（3時間）、合宿：（1泊2日）
定員	16名
会場	慶應丸の内シティキャンパス、清泉寮（山梨県北杜市高根町清里3545）
参加費	220,000円（消費税10％・交通費・宿泊費込） agoraメンバーシップで受講する場合は2講座分としてカウントします。