保阪正康さんの【対比軸で考える昭和史人物列伝】後編

歴史を作った人物像を考える

定員に達したため募集を終了いたしました。


昭和史は三つの時代に分かれる。前期、中期、そして後期である。これらの時代を一言で言い表すなら、軍事、占領、非軍事ということになるであろう。同時にこれらの時代を動かした人物は、それぞれの時代空間が求めている価値観や社会規範を反映していると見ることもできるだろう。

歴史とは、いつの時代も単線的に動いている訳ではない。そこには必ず人間の対立、論争、生き方の違いが存在する。そしてそれらの人物の評価は、時代によって大きく反転することがある。対比的な人物理解を深め、評価の変遷を知ることで、より立体的に時代を理解することができる。

この講座では、大きく言えば昭和史の枠の中での指導者、あるいは史実を作った人物を通して、昭和とは何だったのかを見ていくことにしたい。特に同じ分野、同時代を生きた人物を対比させるという手法で、どのようなタイプの人間が歴史を形作ったのか、を考えたい。

保阪正康

保阪正康

募集終了 後編

敗戦による「占領の時代」、そして「非軍事の時代」には、どういうタイプの人物が時代に影響を与えたのだろうか。あるいは前期の時代のどういった人物を排除したのだろうか。そまた、前期を生きた人物達の姿が後期にどう語られたのか、その点を検証することで、私たちは昭和中・後期の時代様相をつかむことができる。昭和の人物の特異性が浮かび上がる。

開催終了 前編

昭和前期の「軍事の時代」はどのような人物が軸になったのか。主に軍人と政治家を取り上げてみたい。軍人でもそこに対立と葛藤があった。いうまでもなく政治家もその主張は異なっていた。同時代史の実像はどのようなものだったのか、時代はどのような人物に何を仮託したのだろうかを考えることで、昭和の軍事の本質を整理したい。

おすすめする方

  • 日本の近現代史、特に昭和史について知見を深めたい方
  • これからの日本のあり方、世界の中の日本の位置づけについて、歴史を通して考えたい方

講師

保阪正康

保阪 正康ほさか・まさやす

ノンフィクション作家

1939年北海道生まれ。同志社大学文学部社会学科卒業。日本文藝家協会、日本ペンクラブの会員「昭和史を語り継ぐ会」を主宰。主に日本近代史(とくに昭和史)の事象、事件、人物に題材を求め、延べ4,000人余の人びとに聞き書きを行い、ノンフィクション、評論、評伝などの分野の作品を発表している。

現在、『昭和史の大河を往く』シリ-ズ(毎日新聞社)は、全13巻を数えている。一連の昭和史研究で、2004年に菊池寛賞を受賞。2018年に『ナショナリズムの昭和』で和辻哲郎文化賞を受賞。

主要著書


開催概要

日程後編: 2020年 4/11、5/9、6/6、7/11、8/22、9/19(すべて土曜日) 全6回
時間14:00-17:00(3時間)
定員若干名
会場慶應丸の内シティキャンパス
参加費

agoraメンバーシップは講座参加費の割引と講演会の受講券がセットになったお得な制度です。詳しい内容はこちらをご覧ください。


講座内容


4月11日(土)14:00-17:00

後編第1回軍人外交官 :野村吉三郎(親米派) VS 大島浩(親独派)


5月9日(土)14:00-17:00

後編第2回外交官 :幣原喜重郎(国際協調)vs 松岡洋右(三国同盟)


6月6日(土)14:00-17:00

後編第3回無名若手知的参謀 :堀栄三(陸軍)VS 千早正隆(海軍)


7月11日(土)14:00-17:00

後編第4回思想家 :北一輝(2・26事件)vs 橘孝三郎(5・15事件)


8月22日(土)14:00-17:00

後編第5回財界人 :大原孫三郎(反軍的)vs 鮎川義介(親軍的)


9月19日(土)14:00-17:00

後編第6回戦中派世代 :後藤田正晴(内務官僚)vs 瀬島龍三(作戦参謀)


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