慶應MCC agora講座

田口佳史さんに問う【徳川家康と貞観政要】

古典の叡智を実践した徳川家康、座右の書を読む

【丸の内キャンパスのみ】

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徳川家康は、戦国の乱世を生き抜き260年におよぶ長期安定政権と成長経済の礎を築きました。家康の「座右の書」は、唐の二代皇帝太宗の言行禄『貞観政要』でした。『貞観政要』は、常に自己を律し続けた理想的君主と彼を支えた多彩な重臣達が、良き治世を目的に闊達な議論や果敢な行動を展開した記録です。

家康は『貞観政要』から何を学び、そして、実践したのでしょうか。本講座では、家康の生涯や功績を照らし合わせながら『貞観政要』を読むことで、良い経営と理想のリーダーのあり方を探ります。

田口佳史

『貞観政要』とは

唐の二代皇帝太宗は、300年にわたる長期政権の基盤を築いたことから「貞観の治」と評されています。『貞観政要』は、太宗と彼を補佐した重臣たち(魏徴、房玄齢、杜如 晦、王珪など)の間で交わされた政治問答が主な内容です。『論語』『書経』など古典が豊富に引用され、教養による治世の実践例でもあります。

おすすめする方

  • 生きる上での哲学や価値観の重要性を認識し、醸成したい方
  • 中国古典の思想・考え方を経営、ビジネス、人生に役立てたい方

講師

田口佳史

田口 佳史たぐち・よしふみ

東洋思想研究家、株式会社イメージプラン代表取締役会長

1942年東京生まれ。新進の記録映画監督として活躍中、25歳の時タイ国バンコク市郊外で重傷を負い、生死の境で『老子』と出会う。奇跡的に生還し、以降中国古典思想研究四十数年。東洋倫理学、東洋リーダーシップ論の第一人者。企業、官公庁、地方自治体、教育機関など全国各地で講演講義を続け、1万名を越える社会人教育の実績がある。1998年に老荘思想的経営論『タオ・マネジメント』を発表、米国でも英語版が発刊され、東洋思想と西洋先端技法との融合による新しい経営思想として注目される。

主要著書


開催概要

日程2020年 10/5、10/19、11/2、11/16、11/30、12/14(すべて月曜日) 全6回
時間18:30-21:00(2.5時間)
定員25名
会場慶應丸の内シティキャンパス
参加費


講座内容


10月5日(月)18:30-21:00

第1回武断政治から文治政治への転換

馬上で天下を取った徳川家康は、武力・威圧ではなく、人格・教養による統治に転換しました。『貞観政要』の根本に流れる世の中を転換させる要点と、現代の企業にとって安定成長の条件ともいえる文治統治のビジョンとその実現方法を学びます。


10月19日(月)18:30-21:00

第2回名リーダーになる要点

太宗は初めから立派なリーダーであったわけではありません。常に学び、自己を律し続け、名君へと成長したのでした。将軍家康はその太宗からいかなる点を学んだのでしょうか。2人の名君から名リーダーの要点とその鍛錬方法を学びます。


11月2日(月)18:30-21:00

第3回良い部下を育てる秘訣

家康は、徳川四天王や徳川十六神将などの名高い家臣に支えられました。それは家康が『貞観政要』に学んで、良い部下と悪い部下を見極め、良い部下へと効果的に育てたからでもあります。組織の長期安定に欠かせない人選と育成の秘訣を探ります。


11月16日(月)18:30-21:00

第4回ワンマンリーダーの誡め方

成果を出した名リーダーほど暴走もしがちです。特に率先垂範型リーダーは、安定期には組織崩壊の原因にもなりえます。家康はどのようにワンマンリーダーから脱皮したのでしょうか。『貞観政要』にリーダー自らの律し方、ワンマンリーダーの諫め方、その仕組みを探ります。


11月30日(月)18:30-21:00

第5回安定した社会のつくり方

持続可能な社会の実現に貢献することは企業の役割であり、企業の存続・発展のカギでもあります。安定した社会とは、どのような要素を持っているのでしょうか、それはどのように築くことができるのでしょうか。唐300年、江戸260年の長期安定社会に学びます。


12月4日(月)18:30-21:00

第6回名統治を実現する戦略

なぜ太宗と家康は長期安定政権を成し得たのでしょうか。なぜ多くの政権が長続きせず、短期で終わるのか。その要点に迫ると、良い経営の条件が浮かびあがってきます。名統治を実現する戦略のあり方、古典の叡智を生かす方法を、家康が描き、実践した戦略から読み解きます。



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