慶應MCC agora講座

古賀史健さんと考える【自分の海に潜る日記ワークショップ】

日記を通じて自分を知り、自分の思いを育てていく


【丸の内キャンパス】

丸の内キャンパスのみで開催します。


コミュニケーションには、おおきくふたつのベクトルがあります。ひとつは「他者とのコミュニケーション」。そしてもうひとつが、本講座で扱う「自分とのコミュニケーション」です。他者と対話を重ねるように、自分とも対話を重ねていく。つまり日々の中に、内省の時間を設けていく。これがあってようやく私たちは、自分という人間を知り、進むべき道を知り、自分にとってほんとうに大切なものとはなにかを知ることができます。

日記という身近な自己理解ツールを入口に、自分の海に潜り、自分を捜し当てる旅に出ましょう。書くことは、自分との対話なのです。

古賀史健

古賀史健

進め方

各回、事前に日記を提出いただきます。講義前半は提出いただいた日記を講師、参加者全員と共有し、多様な自己の探索の仕方や表現のあり方を味わい、語らいます。後半はテーマに沿って講師がレクチャーするとともに、次回の日記のポイントをお話しします。

おすすめする方

  • 自分を深く知るための時間を持ちたい方
  • 文章をもっと自分らしく、自由に書けるようになりたい方
  • 自己理解のツールとしての日記を始めたい方、続けたい方

講師

古賀史健

古賀 史健こが・ふみたけ

ライター、株式会社バトンズ代表

1973年福岡市生まれ。九州産業大学芸術学部卒業。1998年、出版社勤務を経てライターとして独立。主な著書に、世界40以上の国と地域で翻訳され世界的ベストセラーとなった『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』(岸見一郎共著)、『取材・執筆・推敲』、『20歳の自分に受けさせたい文章講義』などがある。2015年、株式会社バトンズ設立。2021年、バトンズ・ライティング・カレッジ開校。編著書の発行部数は累計1600万部を数える。最新刊は日記の効用を紹介した『さみしい夜にはペンを持て』。

主要著書


開催概要

開催形態丸の内キャンパスのみ
日程2024年 11/18、12/9、12/23、2025年 1/20、2/17、3/10(すべて月曜日) 全6回
欠席時は録画映像を視聴いただけます。
時間18:30-21:30(3時間)
定員25名
会場慶應丸の内シティキャンパス
参加費

agoraメンバーシップは講座参加費の割引と講演会の受講券がセットになったお得な制度です。詳しい内容はこちらをご覧ください。


講座内容


11月18日(月)18:30-21:30

第1回日記だから書けること、日記でしか書けないこと

日記とはなにか。日記のどこがおもしろいのか。コラムでもエッセイでも書評でもなく、日記を書く理由はどこにあるのか。

こうした問いを出発点に、「日記」にまつわる誤解を解きほぐし、日記を書く準備を整えていきます。


12月9日(月)18:30-21:30

第2回取材者の目で日常を眺める

おもしろい日記を書いていくには、日常の「観察」が欠かせません。ここでは、作家やライターがどのような目で世界を眺め、どのような観点から物事を考えているのかを具体的に紹介していきます。


12月23日(月)18:30-21:30

第3回表現力を磨く

たとえ日記であっても、表現力があるに超したことはありません。そして表現力とは、文学的才能とは関係なく、誰もが習得可能なものです。

ある程度の表現力が身につけば、書くことはもっとおもしろくなっていくでしょう。


1月20日(月)18:30-21:30

第4回もっと自由に書くために

日記には本来、守るべき型などありません。出来事の記録として日記を書くのではなく、自分という人間を知り、自分という人間を肯定していくための自由な書き方を、ここでは共に考えていきます。


2月17日(月)18:30-21:30

第5回継続するために必要なこと

日記に関する相談ごとで、もっとも多いのが「どうすれば継続できるか」です。何年も日記を続けている人たちは、決して意志の力で続けているわけではありません。

意志が弱くとも、多忙な毎日を過ごしていようとも、日記を続けることはできる。その方法を考えていきます。


3月10日(月)18:30-21:30

第6回「わたし」は主人公になりえるか

日記とはある意味、「わたし」を主人公とした文学です。私小説との違いは、フィクション成分の含有量と、それを読む読者の存在、そして作品全体を通じて語られるメッセージの有無。

この最終回ではもう一度「日記とは何か」の原点に立ち返り、書き続けることの意義を考えていきます。


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