募集を終了いたしました。
国際化時代におけるコミュニケーション能力とはなにか、なぜ、演劇や芸術に触れることがコミュニケーションのツールとして重要なのか、じっくりと考え経験していきます。
表現力やコミュニケーション能力は、一朝一夕で身につくものではありません。この講座を受講すれば、みるみるコミュニケーション能力がついてくると言ったノウハウやスキルを切り売りする講座ではありません。人生観が変わるといったキャッチーな触れ込みもありませんが、確実に、参加者の世界観を広げるお手伝いはできると思っています。
どなたでも参加いただけるメソッドで進めますので演劇経験の必要はありません。身体と頭と心をほぐし、表現リテラシーを磨きましょう。
【テキスト】(1~2分程度の短い台詞の台本)に沿って役割を演じることで、コンテクスト(場の流れ)を身体で感じ、理解します。
グループごとにミニ戯曲を【創作】し、最終回で発表します。
大学在学中に劇団「青年団」を結成、こまばアゴラ劇場を拠点に活動。1995年『東京ノート』で第39回岸田戯曲賞受賞。2003年『その河をこえて、五月』で 第2回朝日舞台芸術賞グランプリ受賞。2011年フランス国文化省より芸術文化勲章シュヴァリエ受勲。その戯曲はフランスを中心に世界各国語に翻訳・出版されている。現在、大阪大学COデザインセンター特任教授のほか、東京藝術大学COI研究推進機構特任教授、四国学院大学客員教授・学長特別補佐もつとめる。コミュニケーションデザインの教育・研究に携わるとともに、日本各地の学校において、対話劇やワークショップを実践するなど、演劇の手法を取り入れた教育プログラムの支援・開発にも力を注ぐ。
agoraメンバーシップは講座参加費の割引と講演会の受講券がセットになったお得な制度です。詳しい内容はこちらをご覧ください。
4月1日(月)18:30-21:30
緊張をほぐし、リラックスした状態でプログラムに参加できるよう簡単なコミュニケーションゲームから始めます。さまざまなゲームを体験し、イメージの共有しやすいものから、次第にイメージの共有しにくいもの(人間の心)をどのように伝えるのか、コミュニケーションの本質を考えます。
4月8日(月)18:30-21:30
人間は、ともすれば一つのことに意識を集中しがちです。演劇でも、台詞に集中するだけではリアルな演技をすることはできません。ここでは、台詞の意味内容に集中しすぎることなく、声の大きさ、トーン、表情、身体の動かし方などへ意識を分散するトレーニングを行います。
4月15日(月)18:30-21:30
一つの言葉から受けるイメージ、言語に関する行動は、国、民族、文化はもちろん、一人ひとり異なります。相手はどのような意味でその言葉を使っているのか、「コンテクストのズレ」に気づき、「コンテクストのすり合わせ」を体験することによって、コミュニケーションの本質を捉えます。
4月22日(月)18:30-21:30
演出家には、観客の想像力の幅をある程度想定してプランを立てることが求められます。コミュニケーション、とりわけプレゼンテーションに必要な演出の技術について考えます。
5月10日(金)18:30-21:30
私たちが生きる実人生は、複雑系のなかにあって曖昧であり、その一部分だけを切り取って表現することはできません。現実世界を表現するためには、誰もが理解できる普遍性を物語に折り込むことが大切です。
古今東西の物語を支える普遍的な構造はなにか。創作を通じて、表現の本質を捉えます。
5月11日(土)10:00-17:00
演劇が持つ表現の可能性に最大限に触れます。グループ発表の準備、発表、講評、相互批評を通して、協働で無から何かを創り上げる歓び、演じる楽しみを味わいます。
agoraメンバーシップは講座参加費の割引と講演会の受講券がセットになったお得な制度です。詳しい内容はこちらをご覧ください。