【ハイブリッド】
丸の内キャンパス、オンライン(Zoom)いずれでも参加可能です。
ウクライナ戦争、イスラエルとハマスの軍事衝突からも明らかなように、世界の安全保障を国家間のパワーバランスのみによって理解することはますます困難になっています。
地政学的な視点、人間の認知を標的とした情報戦の活発化など、安全保障が意味する範囲も拡大し続けています。
今回の講座では、こうした広義の安全保障について、各国の軍事戦略やこれを支える軍事思想、軍改革の歴史、諸外国との軍事的関係、サイバー・情報空間における非在来型安全保障などを多面的に取り上げます。それぞれの領域に精通するゲスト講師とともに、これからの安全保障はどうなるのかを読み解いていきます。
各回、事後に感想や講師に質問したいことを所定様式に記入し提出いただきます。感想と質問はクラス全体で共有し、さまざまな観点・経験からの感想を交わしながら学びます。
1982年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修了(政治学修士)。民間企業勤務を経て、未来工学研究所特別研究員、外務省情報統括官組織専門分析員、ロシア科学アカデミー世界経済研究所客員研究員、国会図書館調査員などを歴任し、2019年より東京大学先端科学技術研究センター特任助教。2023年12月より現職。専門は安全保障論、国際関係論、ロシア・旧ソ連諸国の軍事・安全保障政策。特に軍改革、ハイブリッド戦争、核戦略、インターネット統制など。
『「帝国」ロシアの地政学』でサントリー学芸賞を受賞(2019年)。
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5月11日(土)14:00-17:00
安全保障を取り巻く環境は急速に変化しています。国家間の大規模戦争という古典的な脅威が続く一方で、戦い方やテクノロジーはかつてと様変わりしました。これからの安全保障環境のトレンドについて議論を展開します。
6月29日(土)14:00-17:00
ウクライナ戦争は泥沼化の様相を見せています。この戦争は何故起きたのか、防ぐことはできなかったのか、日本に対する示唆は何か、等を掘り下げます。
7月6日(土)14:00-17:00
習近平の独裁体制が確立した中国の権威主義が顕在化しています。軍事・経済両面で拡大を図り帝国主義の道を歩むかに見える中国の軍事戦略を考えます。
7月27日(土)14:00-17:00
北朝鮮は、世界で最も予測不可能な国と言えるでしょう。周辺国の危惧にも関わらずミサイル発射実験を繰り返し、核兵器開発でも大きな進展を遂げていると言われています。果たして北朝鮮は何を考え、どう動いているのかを論じます。
8月31日(土)14:00-17:00
2016年の米国大統領で見られたデジタル偽情報による社会・政治の混乱は、サイバー・認知領域が新たな安全保障の課題となったことを顕在化しました。その最先端を見聞します。
9月28日(土)14:00-17:00
米中対立が激化する中で起きた、ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエルとハマスの衝突は、米国の軍事戦略を複雑方程式化したと言えます。これまでの知見を総合して、苦境に立つ米国が何を考えているのかを読み解きます。
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